『スペイン中近世の
国家と社会』
定価 11,000円
A5 800頁 |
「レコンキスタ」により形成された独特なスペイン中近世社会を解明した遺作集。
「レコンキスタ」の時代から大航海時代と宗教改革・対抗宗教改革期、絶対王政期に至るスペイン史の諸過程を、国家・社会・宗教・政治思想にまたがる大きな視座から考究。「レコンキスタ」によるイベリア半島のイスラーム世界の解体の結果生み出された、異教徒の事実上の混在を前提とするスペイン中近世社会の独特の形成のあり方を、緻密で幅広い研究が、はじめて実証的に明らかにした。
「ユダヤ人」による幼児殺害《ラ・グアルディアの聖なる子》事件を分析した連作も注目される。
|
『欧人異聞』
定価 1,210円
新書版 250頁 |
日本経済新聞文化欄で大好評だった連載を書籍化!西洋史家でヨーロッパをこよなく愛し、歴史の中を豊かに生きる著者が、修辞に富んだ文章で、代表的ヨーロッパ人の背景にある「歴史」に迫りながら、喜劇・悲劇・仕事・家族・人生観の数々を紹介。121人が織りなす教科書に載らない教養が、あなたにとってヨーロッパをもっと身近にする!
|
『第二次世界大戦期東中欧の
強制移動のメカニズム』
定価 5,830円
A5 451頁 |
第二次世界大戦期のハンガリーを中心とする東中欧の強制移動。多くの民族的マイノリティ集団に残されたこれからの課題を追求
|
『前近代エジプトにおける
ワクフ経営のダイナミズム』
定価 5,720円
A5 270頁 |
現実的問題を契機とするイスラム法の創造的書換えのプロセス。それを跡づけた法学書。その経緯を追求する!
|