研究書・論文 | |
ベトナム首都ハノイの 都市人類学 長坂康代著 定価: 本体5,200円+税 2023年3月刊 ISBN978-4-88708-482-7 A5 488頁 在庫あり |
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ベトナムの首都ハノイの民衆生活の生活動態とその文化をめぐり、フィールドワークの現地調査で得た一次資料に基づいて、宗教・文化、社会、経済、都市-村落関係の4次元を設定し、都市人類学の方法で考察した。ベトナム都市下層をなす村からの移動の民を吸収して普通の都市庶民による都市コミュニティが生成されるという、総合的・有機的な動態的人類学を描き出した事に意義がある 筆者は1997年7月から2年ハノイ国家大学に留学,人類学の調査に必要な現地語=ベトナム語をマスター,聞き取りとコミュニケーションはすべてベトナム語を使った。 どのような調査だったか? 留学を終え1999年に初めて宗教施設「ハビ亭」に足を踏み入れた。2004年からは, ハビ亭を中心としたハンホム通りでフィールドワーク,2008年以降は,ハビ亭の運営をする「在ハノイ・ハビ村同郷会」の一会員となり,日常,ハビ亭内での手伝い,祭りの参加に携わってきた。 調査の日数は,2004年から2022年まで16回,合計「1,051日間」 |
【略目次】 |
第1章 はじめに――ベトナム都市人類学をめぐって 第2章 旧市街の宗教施設 第3章 「ハビ亭」をめぐる「同郷会」の組織運営 第4章 路上茶屋からみる民衆のコミュニティ空間 第5章 ハンホム通りの塗料販売店からみる民衆経済 第6章 果物市場の盛況度と宗教生活の活況――経済と宗教の関連性 第7章 「同郷会とハビ村」を事例とした人・カネ・情報の移動 第8章 結 論 参考文献/附録/掲載写真は140点! |
【著者紹介】 |
長坂康代 (ながさか やすよ) 1970年生まれ。名古屋大学大学院。敬和学園大学准教授。博士(学術) |
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