刀水新書 1
欧人異聞 欧人異聞


樺山紘一著


定価: 本体1,100円+税
2024年6月刊
ISBN978-4-88708-488-9
新書並製 250頁

在庫あり
日本経済新聞文化欄で大好評だった連載を書籍化!西洋史家でヨーロッパをこよなく愛し、歴史の中を豊かに生きる著者が、修辞に富んだ文章で、代表的ヨーロッパ人の背景にある「歴史」に迫りながら、喜劇・悲劇・仕事・家族・人生観の数々を紹介。121人が織りなす教科書に載らない教養が、あなたにとってヨーロッパをもっと身近にする!
【主要目次】
・ ナポレオンはイタリアン
・ 北の賢女、ローマでお転婆
・ パドヴァのアントニウス
・ アウグスト強王の日本磁器宮
・ メセナの始祖マエケナス
・ オコンナーの反骨と直情
・ 虫めづるスリナムの姫君
・ 老大国のラデツキー将軍
・ ドラキュラの名誉回復
・ ベーリングとピョートル
・ セビリアの碩学イシドール
・ フランス救う聖なる猛女
・ 祖父メンデルスゾーンの戦略
・ ラヴォワジエの悲劇
・ ヴァチカンの囚人ピウス
・ スタンホープの印刷機
・ 相続人マリア・テレジア
・ キケロのギリシア魂
・ リスボンの地震 欧州最悪の災害
・ リスボンの地震 麗しのポンバル様式
・ 太っ腹のサンドイッチ伯爵
・ 分類図上のリンネ
・ イプセンとムンク
・ ヴォーバンの要塞
・ ハンガリー民族史とバルトーク
・ サラマンカのウナムーノ
・ ゼンメルヴァイス 院内感染説の悲劇
・ 旅する皇帝ハドリアヌス
・ 傭兵隊長ヴァレンシュタイン
・ ロッシーニ オペラより美食
・ クセノフォンの遍歴
・ ブルターニュのアンヌ
・ ベロット、ヴェネチア景観画の使節役
・ メーテルリンクの名誉
・ フスの遺伝子
・ 神格化なきスピノザ
・ 歴史の演出家ヴァザーリ
・ ドン・ペリニョンの科学精神
・ ウェッジウッドの量産システム
・ ダイムラーとベンツ
・ 「20世紀のダ・ヴィンチ」マルコーニ
・ 仕事人・フェリペ2世
・ セルビアの英雄ドゥシャン帝
・ ビスマルクとレンバッハ
・ 「西」と「東」最後の皇帝ふたり
・ 日本紙幣の恩人・キョッソーネ
・ オイレンブルクの江戸遠征
・ バードのアイヌ紀行
・ 日本近代法の父・ボワソナード
・ モラエスの慎み深い余生
・ シドッチと白石の真剣勝負
・ 芝居がかったクレオパトラ
・ エカチェリーナ2世の異国人歓待
・ 亭主運の悪いフアナとカタリーナ
・ エリーザベト、落第妃から美神へ
・ 究極の義賊ロブ・ロイ
・ ステンカ・ラージン 暴虐も本性
・ 重税への反逆児マンドラン
・ たばこの恩人ジャン・ニコ
・ ロイドのコーヒー店
・ チョコの英雄スローン
・ クック布教師のアイデア
・ ホテル王リッツの迎賓館
・ アイスキュロスの最期
・ 噴火調査で殉職 プリニウス
・ ローマを掠奪 ガイセリック
・ 最初の仏人 ウェルキンゲトリクス 
・ 希望の共通言語の創始者 ザメンホフ
・ 西暦1000年の王冠 イシュトヴァン1世
・ セザンヌとゴッホの岐路
・ 日食を予言した哲人タレス
・ エッフェル、都市の冠としての高塔
・ ヤルタ発のロシア文学 チェーホフ
・ ガリバルディと西郷どん
・ ゴドイが愛した「裸のマハ」
・ 軍人クラウゼヴィッツ 理論で大成
・ 故郷チェコで連作描いたミュシャ
・ ルネサンス人としてのコペルニクス
・ ヴェサリウス 近代医学の扉開く
・ ヘルシンキ五輪と英雄ヌルミ
・ ふたりのグスタフ 世紀末の不満
・ ドビュッシーの20フラン札
・ トスカニーニと律儀なイタリア
・ 鋼鉄の大砲の雄、クルップ
・ モンゴルフィエ兄弟と空飛ぶ夢
・ ギネス、ビールより有名な世界記録集
・ 独の勤勉な旅行本 ベデガー
・ ドイツの旧ロスチャイルド邸
・ メッテルニヒ 勢力均衡の保障人
・ プレイボーイ 仏外相タレーラン
・ チャルトリスキの大亡命
・ 清朝の宮廷画家カスティリオーネ
・ キルヒャー 超人的なエジプト誤読
・ ヘディンの探検 地理学が背中を押す
・ ブロンテ姉妹の孤独と妄想
・ ジョルジュ・サンド、類いまれな行動力
・ 修道尼ヒルデガルトの神秘体験
・ 驚異のスーパー王妃 アリエノール
・ メンデレーエフ ロシアの黄金期体現
・ 宇宙の神秘に迫った天文学者の師弟
・ 人体の定説覆した医師ハーヴェー
・ 深奥の真理を追い続けたプラトン
・ アリストテレス、経験を知に
・ 皇帝に翻弄された猛将べリサリウス
・ 毀誉褒貶も絶えなかったセネカ
・ 見識と気品のあるラッフルズ
・ 運河建設に命懸けたレセップス
・ マクシミリアン皇帝、涙誘う最期
・ バレンタイン、男女が敬う聖人
・ 聖パトリック、ケルトの島に福音
・ 勇士の象徴、聖ゲオルギウス
・ 盗作で訴訟起こしたデューラー
・ 鷹揚なラファエロ、複製にも寛容
・ エラスムス、聖書の翻訳で「作文」
・ シオニズムの始祖、ヘルツル
・ 悲運だった武将コシチューシコ
・ 反ナチス公言、EUの精神的創設者
・ トワイニング 紅茶を国民飲料に
・ サヴァランの元祖グルメ本
・ ヴィクトリア女王の栄華支えた夫
・ 拝啓、近代オリンピックの父へ
【著者紹介】
樺山紘一 (かばやま こういち)
1941年東京生まれ,東京大学大学院人文学研究科修士課程修了。
現在,渋沢栄一記念財団理事長,印刷博物館顧問他。
著書:『カタロニアへの眼』1979年 刀水書房,『20世紀の歴史家たち』
1997年〜2006年 刀水書房,『歴史家たちのユートピアへ』2007年 刀水書房,他多数
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