単行本 | |
スイスが問う日本の明日 近代の中に忘れてきたもの 花田吉隆著 定価: 本体2200円+税 2018年7月刊 ISBN978-4-88708-440‐7 四六並製 190頁 在庫あり |
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南フランス,スイス,ドイツ,東ティモールと転任。外交官の筆者が改めてスイスについて語る。日本の進む道しるべとしてのスイス「開放型共同体」 スイスは,共同体の要素をその根幹に持ちつつも,相互に外に開かれた開放性を持つことがその特徴である。この開放性が,スイスの強みの秘密でもあり,経済分野において多くの世界的企業が活躍する理由でもある。クオリティー・オブ・ライフを追及するスイスの生き方は明日の日本の生き方である。スイスを考えるとは,日本の進むべき道を考えるということでもある。 ============================ 社会・政治のしくみで日本と対極をなすスイス。 中世的なしくみを残し,近代化に成功したスイス。 近代化に成功しながら閉塞状況にある日本。 両国をひかくする意義は大きく,本書の一読を勧めたい。(森田安一) ============================ |
【主要目次】 | |
はじめに 第一章 共同体 スイスの本質/ハプスブルクへの抵抗/ランツゲマインデ/ 日本とスイスが持つ共同体意識/日本とスイスの共通性/言葉を発しない日本人 第二章 「開放型」共同体 地理的、歴史的条件が生み出すスイスの開放性/ スイスに流入した金融資産が近代化に果たした役割/移民、難民/ ユグノーとスイス時計産業/スイス/時計産業の試練/スイスの国際性/ 行政に於ける四つの公用語/閉鎖的共同体としての日本 第三章 スイス経済に見る開放型共同体 第四章 開放型共同体の危機 急増する移民/国民党の台頭が与えた衝撃/「第二の不安」とポピュリズム/ 「開放型共同体」スイスの試練 第五章 クオリティー・オブ・ライフの追及 あとがき |
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【著者紹介】 | |
花田吉驕@(はなだ よしたか) 1953年北海道生まれ,1977年東京大学法学部卒業。 在スイス大使館公使,在ブランクフルト総領事,在東ティモール特命全権大使,防衛大学校教授等歴任。現在,早稲田大学招聘研究員,清泉女子大学理事,日本国際平和構築協会副理事長。 主著:『ポストアパルトヘイトの政治経済』『東ティモールの成功と国造りの課題』等 |
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