単行本 
「罪と罰」を読む 「罪と罰」を読む[新版]
〈知〉の危機とドストエフスキー

高橋誠一郎著


定価: 本体2000円+税
2000年11月刊
ISBN 4-88708-272-X
四六判 238頁

在庫あり
文学作品としてはよく議論されたドストエフスキーの『罪と罰』を,文明論の立場であらためて論じようとする野心作。ロシアの時代状況にとどまらず,ヨーロッパないし地球文明を意識し新らたに書きおこした新版
【主要目次】
はじめに−「自己の謎」と「他者」
第 1章 アイデンティティの危機−第1の動機
第 2章 家族の絆と束縛−第2の動機
第 3章 「正義」の犯罪−第3の動機
第 4章 自己の鏡としての他者−「立身出世主義」の影
第 5章 非凡人の理論−第4の動機
第 6章 他者の喪失−近代的な<知>の批判
第 7章 隠された「自己」−「変身」への願望
第 8章 他者の発見−新しい知の模索
第 9章 「鬼」としての他者−人類滅亡の悪夢
第10章 他者としての自然−生命の輝き
 *高橋誠一郎 公式ホームページ
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