単行本 
ルクセンブルクの歴史 ルクセンブルクの歴史
小さな国の大きな歴史

G.トラウシュ著/岩崎允彦訳


定価: 本体2800円+税
1999年3月刊
ISBN978‐4-88708-239−7
四六判 250頁

在庫あり
中世のジークフロイド伯のリュシリンブルフク(小さな城)から発して,ヨーロッパ貴族の間を転々とし,第1次,第2次世界大戦をくぐりぬけて,いまやECの堂々たる加盟国である人口40万の不思議の国。本邦初の通史
【主要目次】
 1章 国家の起源
 2章 建国神話から公国へ
  領土形成/国家形成の力学/伯爵領から公爵領へ/夢の実現
  −ボヘミヤ王国と神聖ローマ皇帝位
 3章 ブルゴーニュ公国からネーデルランドへ
  領土吸収の危機/ヨーロッパの戦争とルクセンブルク/最初のフランス
  支配/ハプスブルク家の回帰/フランス革命
 4章 主権国家の創設
  仮の国/現実の国−ベルギー革命/ルクセンブルク問題の紛糾
 5章 新国家−3重の挑戦
  経済的挑戦/国造りへの挑戦/ナジョナリズムの挑戦/愛国主義と
  反動/第1次世界大戦の試練/3つの解決
 6章 両大戦の狭間で
  経済の枠組み転換/経済同盟の紛糾/経済改革/国際覇権争い/
  国内政治
 7章 第2次世界大戦
  1940年の衝撃/亡命政府の活動/軍靴の下の祖国/戦争の総決算
 8章 戦後の祖国−復帰と革新
 9章 ヨーロッパの統合
  安全保障の新政策/ベネルックスとUEBL−新規と継続/序曲
  −ヨーロッパ経済協力機構とヨーロッパ評議会/大冒険−ヨーロッパ
  防衛共同体からヨーロッパ経済共同体へ/ヨーロッパ政策の基本
10章 繁栄をめぐって
  製鉄業と金融業の躍進/増加する外国人/コンセンサス社会と製鉄危機/
  小国で成功するノウ・ハウ
拡大ヨーロッパとルクセンブルク−日本語版へのあとがき
ルクセンブルク人のように有名な−訳者あとがき
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