刀水歴史全書59 | |
モンゴルの歴史 遊牧民の誕生からモンゴル国まで [増補新版] 宮脇淳子著 定価: 本体2800円+税 2018年11月刊 ISBN978-4-88708-446-9 四六判 320頁 在庫あり |
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16年前に「世界初のモンゴル通史」として誕生,昨年はモンゴルでも訳書完成。既に4刷も品切れて,ついに新版発行。今秋,著者のモンゴル訪問による最新情報いっぱいの魅力溢れる通史。今までも,これからも最高のモンゴル通史はこの1冊です!
「モンゴル国は,国家としてはまだまだ発展途上国であるが,日本の大相撲の力士たちを見ればよくわかるように,モンゴル人は個人技に長けていて,とくに言語能力は高い。日本との間はビザなし交流になった。 中国とロシアという,日本外交にとって厄介な二つの大国の間に,モンゴルのような親日国があるというのは,日本国益に大いに利すると私は考えている。」(新版本文より) 2018年8月〜9月,私は14年ぶりにモンゴル国の首都ウラーンバートルを訪問した。本文でも書いた通り,今では300万人の人口の半数近くがウラーンバートルに住んでいる。ウラーンバートルを取り巻く美しい山々は多くの家で埋まっており,それらはゲル村ではなく,すでにほとんどが固定住居と化している。(…)車が増えたせいでウラーンバートル市内はつねに交通が渋滞し,空気が悪いだけでなく,目的地に時間通りに着くことが難しい。 …現地で出会った日本人技術者たちは,いつでも地下鉄を作る援助をするけどね,と言っていた。 日本人はやはり人がよくてモンゴル好きな人も多いんだなあ,と改めて思った次第である。 (「新版」あとがきから) |
【主要目次】 | ||
第一章 遊牧騎馬民の誕生 第二章 モンゴルの登場 第三章 チンギス・ハーンの祖先たち 第四章 チンギス・ハーンの統一 第五章 モンゴル帝国のしくみ 第六章 モンゴル帝国の後裔たち 第七章 新たなモンゴル民族の形成 第八章 ロシアと清朝の台頭 第九章 最後の遊牧帝国ジューンガル 第十章 モンゴルの民族運動と日本 第十一章 第二次世界大戦後のモンゴル人 あとがき/新版あとがき 参考文献・索引・各時代毎に地図合計23点 |
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モンゴル語版『モンゴルの歴史』表紙 |
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【著者紹介】 | ||
宮脇淳子 みやわき じゅんこ 1952年生(本名 岡田淳子)。 1976年京都大学卒業,1982年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学,1983年から東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員他。 博士(学術) 著書:『民族の世界史 4 中央ユーラシアの世界』(共著)山川出版社 1990年,『最後の遊牧帝国 ジューンガル部の興亡』講談社選書メチエ 1995年,『世界史のなかの満洲帝国』PHP新書 2006年,『真実の中国史(1840−1949)』ビジネス社 2011年,他多数 |
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