刀水歴史全書98
インディアンの「文明化」 インディアンの「文明化」
ショーニー族の物語


トーマス・W.アルフォード著/
中田佳昭・村田信行共訳



定価: 本体3000円+税
2018年12月刊
ISBN978-4-88708-438‐4
四六判 300頁



在庫あり

小さな部族のエリートが「白人的価値」と「インディアンの価値」の中で文字通り苦悩し翻弄されながら,両者の懸け橋を目指して懸命に生きる姿や日々の生活情景は楽しい!

けれど本書の重要なテーマはもう一つ!!

この『文明化』が提起する問題は決して過去のものではない。文明化と言うよりは 「アメリカ白人社会への強制的同化」 と言うにふさわしかったインディアンたちの過酷な歴史は,単に過去の歴史と言うより,冷戦後かえって各地域あるいは民族間で紛争の絶えなくなった現在において,むしろ私たちには身近な問題のようにも思える。[解題より]
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祖父は何が避けて通れないものなのか,何が一族の多くの人々が受け入れがたいと感じているものなのかをわかっていた。ヨーロッパ大陸からの多くの人々,祖父や父がよく言っていた「白人たち」はこの地にやって来て留まろうとしていた。古いやり方はいずれ変化するだろう。あらゆる部族のインディアンたちはそれを受け入れ,できるだけ調和して暮らしていかなくてはいけない。古くからの生活様式を奪われるときには誰もが悲しみを感じるとしても,自分たち本来の文化を少しも放棄しないでこの変化を受け入れなくてはいけない。祖父の著書は,インディアンの生活や性質のこうした特色がアメリカの記録(歴史)の一部に永久になるということを見届けようとする試みであった。[著者の孫からのメッセージ]
【略 目 次】
第一部 ショーニー族:第1章 祖先たち〜第4章 幼き日々の冒険
第二部 インディアンの生活:第5章 インディアンの食べ物〜第9章 困難な時代と繁栄
第三部 白人の教育を受ける:第10章 ミッション・スクール〜第15章 白人の宗教
第四部 故郷に帰る:第16章 ふたたび故郷へ―失望の日々〜第21章 ちょっとした気分転換
第五部 オクラホマの開放喧騒:第22章 オクラホマの開放〜第25章 合衆国インディアン局
第六部 新たな時代へ:第32章 私は死ぬまでこの地にとどまる
*著者の孫から:「ショーニー族のその後と現在」
【訳者紹介】
中田佳昭 なかたよしあき 2006年没。
清泉女学院短期大学教授(英米文学)

村田信行 むらたのぶゆき
清泉女学院短期大学教授(英米文学)
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