刀水歴史全書77
敗北しつつある大日本帝国 敗北しつつある
大日本帝国

日本敗戦7ヶ月前の英国王立研究所報告

英国王立国際問題研究所/坂井達朗


定価: 本体2700円+税
2007年6月刊
ISBN978-4-88708-361-5
四六判 253頁

品 切
太平洋戦争時イギリスで日本研究者を総動員して、対日戦略の一環として用意された日本分析です。極東の後進国日本が世界経済・政治の中に進出,ファシズムの波にのって戦争を遂行していく様を冷静に判断。その背景を探るための日本文化・社会についての記述は,戦中にも拘わらずとても的確・見事で大英帝国の底力を見る思いが禁じえないものです。敗戦7ヶ月前の連合国間の会議(昭和20年1月)に際して発表されています。
ここまで、日本は連合国によって見透かされていたのか! 本書を読めば、敗けて当然という事が冷静に判断できます。もし、この時点で戦争をやめることが出来ていたなら、東京大空襲も広島・長崎への原爆投下もなかったはずです
【主要目次】
(各章末の敗戦後日本についての節タイトルもご覧下さい)

第1章  皇室と憲法
       (敗戦後の皇室)
第2章  軍 隊
       (敗戦後の予想)
第3章  国粋主義者の団体
       (戦後における右翼団体)
第4章  行政と警察
       (敗戦下の行政)
第5章  日本の自由主義者
       (自由主義者と敗戦)
第6章  外国に対する態度
       (中国との和解親善の可能性)
       (将来におけるアメリカ合衆国・ソ連邦・イギリス連邦との関係)
第7章  宗 教
第8章  教育が日本人の性格に与えた影響
       (日本の青年の情緒的不安定)
第9章  日本の婦人
       (敗戦に対する婦人たちの反応)
第10章  経済の見通し
       (敗戦後の地位)
       (敗戦後における財閥の影響)
第11章 財 政
       (敗戦後の見通し)
第12章 人口問題
       (海外の日本人の本国送還)
第13章 農民の重要性
       (敗戦後の農民)
       (復員の影響)
第14章 結 論
 今こそ「戦争」を考える 刀水書房HPフェア 開催中
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