刀水歴史全書68 | |
エンリケ航海王子 大航海時代の先駆者とその時代 金七紀男著 定価: 本体2500円+税 2004年1月刊 ISBN4-88708-322-X 四六判 220頁 品切 |
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「ロドリゲス通事賞」受賞/初期大航海時代を導いたポルトガルの王子エンリケは、死後理想化され「伝説」が生れる。 「コロンブスやヴァスコ・ダ・ガマの航海に道を拓いたポルトガルの偉大な王子」と。本書はポルトガル史第1人者による、等身大の王子とその時代を描く |
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第1章 中世の秋 第1節 エンリケの誕生 第2節 封建制の危機 第3節 対カスティーリャ戦争 第2章 アビィス王朝の成立 第1節 1383‐85年革命の始まり 第2節 革命から戦争へ 第3節 コインブラのコルテス 第4節 アルジュバロッタの戦い 第5節 第7世 第6節 ジョアン1世の結婚 第7節 エンリケの幼少時代 第3章 セウタ攻略 第1節 海外進出の始まり 第2節 セウタの征服 第3節 ヴィゼウ公爵にしてコヴィリャン領主 第4節 キリスト騎士団 第5節 エンリケの財政基盤 第6節 エンリケの人材 第4章 大西洋諸島の植民 第1節 カナリア諸島 第2節 マデイラ諸島の再発見 第3節 アソーレス諸島の殖民 第4節 未知の世界へ 第5節 大航海時代の背景 第5章 タンジールの悲劇 第1節 傑出した息子たちの世代 第2節 グラナダかタンジールか 第3節 タンジール攻撃 第4節 人質フェルナンドの死 第6章 ペドロの摂政期 第1節 権力闘争 第2節 ペトロの摂政就任 第3節 西アフリカ進出 第4節 金を求めて 第5節 アルファロベイラの戦い 第6節 エンリケとペトロ 第7節 大航海時代初期の帆船 第7章 最後の十字軍 第1節 旧勢力の復活 第2節 ボジャドール岬からギニアまで 第3節 アルカセル・セゲール攻略 第4節 エンリケの遺言 第5節 エンリケの死 付録(1) エンリケの肖像画をめぐる謎 付録(2) エンリケ伝説の創出 |
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◆ 『中国新聞』(10月4日)文化欄に「ロドリゲス通事賞」受賞が掲載されました。 (以下に一部を引用紹介します。) |
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「ロドリゲス通事賞/金七・浜崎さんに栄誉/ ポルトガル文化を紹介」 ポルトガル文化の紹介に寄与した書籍に与えられる第14回ロドリゲス通事賞の贈呈式が、東京・六本木のポルトガル大使公邸で開かれた。 受賞したのは『エンリケ航海王子』(金七紀男著、刀水書房)と、19世紀の作家エッサ・デ・ケイロースの長編小説『アマーロ神父の罪』(浜崎いとこ訳、彩流社)の2作で、・・・・(中略)・・・・『エンリケ航海王子』は、ポルトガルの大航海時代の指導者として伝説に彩られた王子が、従来信じられていたような「ルネサンス的な近代人」ではなく、「中世末という時代を背負い、その理念に生きた」ことを、実証的に記した労作。・・・ |
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◆ 『神戸新聞』(9月26日)文化欄にも掲載されました。 | |||||
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1940年、中国(旧満州国)に生まれる 京外国語大学ポルトガル・ブラジル語学科卒業 東京大学人学院人文科学研究科博士課程単位取得中退 東京外国語大学教授を経て 現在,天理大学国際文化学部教授 主編著『現代ポルトガル語辞典」白水社(共編1996) 「ポルトガル史」彩流社(1996) |
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