女は男に従うもの？、刀水書房

刀水歴史全書66
	女は男に従うもの? 近世イギリス女性の日常生活スーザン・Ｗ・ハル著/ 佐藤清隆・滝口晴生・菅原秀二訳定価：　本体2800円+税 2003年5月刊 ISBN　4-88708-315-7 四六上製229頁在庫あり

6～17世紀,女性向けに出版されてい本多くの結婚生活の手引書や宗教書など(著者は男性)を材料に,あらゆる面で制約の下に生きていた女性達の日常を描く(図版多数集録)


【主要目次】
1序論　近世の女性を理解するために第一章　妻の守るべき規則第二章　健康管理の習慣と家庭での治療法第三章　妊娠にかんするあやまった認識第四章　赤ん坊の世話第五章　娘の教育第六章　食事の世話第七章　化粧とファッション結　論
【著者プロフィール】
◆著者のスーザン・Ｗ・ハルは、「日本の読者へ」でも述べているように、通常の大学に席をおく研究者ではない。彼女は、ある程度主婦業や母親業を終えた段階で、長いあいだ彼女をひきつけてやまなかった近世イギリスの女性史について研究しようとサザン・カリフォルニア大学大学院に復学し、修士論文を書き上げたのである。その後、彼女はハンティントン・ライブラリー(アート・ギャラリー、ボタニカル・ガーデンズもふくまれる)で働き、とくに1972年から1986年までの14年問は五名の中心的な職員のひとりとして活躍する、最初にして唯一の女性であった。その他、ロサンゼルスYWCAの会長職をふくむ、グレイター・ロサンゼルスにおける多くの公共施設や非営利的施設において指導的役割を果たしてきている。また、彼女は現在もつづけられているハンティントン女性研究センターの創始者であり、現在、ブラウン大学で進行中の「女性作者にかんするプロジェクト」にもたずさわっている。彼女は、これらの仕事の傍ら、近世イギリス女性史の研究をすすめ、1982年に代表作のひとつである『貞節、寡黙、従順ーイギリスの女性向けの著作、1475－1640年』という表題の本を出版した

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