刀水歴史全書36
比較文明と歴史哲学 比較文明と歴史哲学
[比較文明学叢書1]


神山四郎著


定価: 本体2800円+税
1995年10月刊
ISBN4-88708-182-0
四六判 257頁

在庫あり
歴史哲学者による比較文明案内。歴史をタテに発展とみる旧来の見方に対し,ヨコに比較する多系文明の立場を推奨。ボシュエ,ヴィコ,イブン・ハルドゥーン,トインビーと文明学の流れを簡明に
【主要目次】
T 歴史哲学と比較文明の関係
  1 歴史哲学と比較文明への道案内−歴史の見方の違いをめぐって
  2 歴史哲学と比較文明の交差点−ボシュエとヴォルテールの衝突
  3 「新科学」が発見した歴史のサイクル−デカルトとヴィコの二つの科学
  4 砂漠の夜に輝く一つの星−イブン・ハルドゥーンの『歴史序説』から
  5 道徳的人間史か高等自然史か−カントとヘルダーの論争が残したもの
  6 ナショナル・ヒストリー全盛の陰にひっそりと−文化有機体説の成立
  7 「近代の終末」の先に見えるもの−4人の思想家が何を見たか
U インター・カルチャーからトランス・カルチャーへ
  1 文化と文明の間柄−産業革命が生んだ二人の子
  2 文明論さまざまな模索−脱西洋化はできるか
  3 生態史観でユーラシア大陸の文明を見ると−西欧と日本の歴史の並行性
  4 21世紀の文明変動と文明理論−「世界文明システム」理論の形成
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