人間科学叢書32 
フランツ・ヨーゼフとハプスブルク帝国 フランツ・ヨーゼフと
ハプスブルク帝国

S.ベラー著/坂井榮八郎監訳・川瀬美保訳


定価: 本体3800円+税
2001年9月刊
ISBN4-88708-281-9
A5判 323頁

在庫あり
ハプスブルク帝国を崩壊に導いた皇帝の役割と責任は? 時代への対応を誤った多民族帝国の運命と,在位68年の皇帝の政治的生涯を厳密に検証。古くて新しい問題「歴史における個人の役割」に真向から挑戦する
【主要目次】
第1章 歴史の中のフランツ・ヨーゼフ
  古き良き皇帝/「不可避性」の問題/
  歴史における個人の役割/権力のプロフィール
第2章 伝 統
  家系に見る歴史/オーストリアの国家理念/正統主義
第3章 絶対主義 1830−59年
  皇帝の誕生/3月前期/民族問題/3月と3月後/
  近代的絶対主義の典型/バッハの時代/デウス・エクス・マキーナ
第4章 自由主義 1859−79年
  「わずかばかりの議会制」/ドイツとハンガリー−2つの怪物の間で/
  二重性/立憲君主としてのフランツ・ヨーゼフ/ボスニア
第5章 「やりくり」の政治 1879−97年
  鉄の環/権力の座にある皇帝/バデーニ危機に向かって
第6章 晩 年 1897−1914年
  空の雷鳴/絶対主義−再び?/皇帝と帝国,そして人民。1914年/
  片方の足を墓穴に
第7章 死と変容
  戦争へ/戦争と死/変 容
 刀水書房HP ”オーストリア”フェア 開催中
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