人間科学叢書9
	西洋教会史 小嶋　潤著 定価：　本体4757円+税 1986年9月刊 ISBN4-88708-078-6 Ａ５判　414頁 在庫僅少
新約聖書学者による殆ど唯一の書き下ろし。中世ヨーロッパ史の中心をなす教会の動き，教義論争，異端などをキリスト教哲学の立場で解説する専門家ならではの通史

【主要目次】

第1章　初代教会 　第1節　初期の教会 　第2節　初期教会の周辺 　第3節　ニカイア信条の成立とアリウス主義 第2章　ゲルマン諸族の南下とキリスト教 　第1節　初期ゲルマン人の南下と西ローマ帝国の滅亡 　第2節　ゲルマン諸族の南下，その興亡とアリウス派教会 　第3節　フランク王国の成立と正統派教会 　第4節　ノルマン族の大陸南侵 第3章　修　道　院 　第1節　東方系修道院 　第2節　西方系修道院 第4章　教会と教会堂(聖堂) 　第1節　教　会 　第2節　教　会　堂(聖堂) 第5章　中世教会 　第1節　教皇と皇帝 　第2節　初期教皇権の消長 　第3節　グレゴリウス改革と叙任権闘争 　第4節　教皇権の盛期(神聖ローマ帝国とローマ・カトリック教会) 　第5節　教皇権の衰退 第6章　修道院の改革とその転身 　第1節　クリュニー修道会 　第2節　ロートリンゲンの修道院 　第3節　ヒルサウとその傘下の修道院 　第4節　シトー修道会 　第5節　聖堂参事会 　第6節　隠修士系観想修道会 第7章　十　字　軍 　第1節　十字軍の遠因と近因 　第2節　民衆十字軍 　第3節　第1次十字軍とその後 　第4節　第2次十字軍とその後 　第5節　第3次十字軍 　第6節　第4次十字軍とラテン帝国 　第7節　少年十字軍と第5次十字軍 　第8節　第6次十字軍 　第9節　第7次十字軍 　第10節　最後の十字軍 第8章　中世カトリック教会における異端の諸相 　第1節　人効論と事効論 　第2節　第12，3世紀の異端運動 　第3節　第14，5世紀の異端運動 第9章　説教者(托鉢)修道会 　第1節　ドミニコとドミニコ会 　第2節　フランチェスコ会 第10章 宗教改革 　第1節　ルターとドイツの宗教改革 　第2節　ツヴィングリとチューリヒの宗教改革 　第3節　ストラスブール(シュトラスブルク)の宗教改革 　第4節　カルヴァンとジュネーヴの宗教改革 　第5節　フランスの宗教改革とその挫折 　第6節　ネーデルランドの宗教改革 　第7節　30年戦争 第11章 近世カトリック教会 　第1節　対抗宗教改革 　第2節　ポール・ロワイヤル運動 　第3節　独善主義

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