研究書・論文 | |
アブー・スィネータ村 個人史のなかのエジプト村落論 加藤 博著 定価: 本体12,000円+税 2020年3月刊 ISBN978-4-88708-457‐5 A5 700頁 在庫あり |
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ナイルの支流の小村。「1853/54年の訴訟書」との出会いから30年にわたる筆者と村の交流の歴史は,2004年村での社会調査の開始で大きく転換,本書の実現に向かった! 時間(歴史)と空間(地理)/エジプト全土や地域のマクロ空間とミクロ空間/専攻研究と事例研究との接合、さらに村の社会の「環境」「景観」「家族」「経済」「社会」「政治」「対外関係」の各局面を関連付けつつ試みられた、類まれな全体史。 |
【略目次】 |
はじめに 序章 アブー・スィネータ村の「醜聞」 第一部 アブー・スィネータ村の今昔 1章 環境/2章 人口/3章 村と地域社会/4章 歴史/5章 集落/ 6章 耕地/7章 家族/8章 政治/9章 社会/10章 経済/ 11章 村の内と外 第二部 現代アブー・スィネータの村社会 12章 村落地図のなかのアブー・スィネータ村/13章 景観/ 14章 集落/ 15章 耕地/16章 家族/17章 経済/18章 政治/19章 村の内と外 結章 アブー・スィネータ村の歴史をどう描くか おわりに 参考文献/図版・写真一覧/基本用語一覧―アラビア語対応表他 補論1〜3 意識調査にみるエイジト農民の政治意識他 コラムT「ラシュダ村人口―1861年と2005年」他 |
【著者紹介】 |
加藤 博 (かとう ひろし) 1948年生まれ。 1983年経済学博士(一橋大学),東京大学東洋文化研究所助手,東洋大学文学部 人文科学科助教授,一橋大学経済学・大学院経済学研究科教授, 現在,一橋大学名誉教授。 主著:『文明としてのイスラム』(東京大学出版会 1995),『アブー・スィネータ村の醜聞』 (創文社 1997),『ナイル』(刀水書房 2008),『現代アラブ社会』(共著,東洋経済新報社2013), Rashda The Birth and Growth of an Egyptian Oasis Village (共著,BRILL 2016) 他多数 |
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