研究書・論文 | |
フランスの極東問題 1900−1940 篠永宣孝著 定価: 本体6,000円+税 2020年2月刊 ISBN978-4-88708-456‐8 A5 400頁 在庫あり |
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著者が1980年,フランスで開始したフランス=極東(東アジア)政治経済外交関係に関する研究の集大成。40年近くの研究の過程で遭遇した様々な問題,とりわけフランスの資本投資や銀行(進出,設立)問題などを中心とする 今に続く日仏文化交流の発展(文化外交)を築いたポール・クローデル! 中国に置かれていた19世紀フランスの極東政策の主軸は,日清戦争後次第に日本に転換。1921年,駐日大使として赴任した著名な詩人・劇作家P.クローデル。極めて洗練された彼の構想(フランス=仏領インドシナ=日本の三角関係の構築)は,当時の状況では容易には実現できなかった。しかし,クローデル外交の大きな成果は,文化交流であった... |
【略目次】 |
第1章 国際借款団の成立と対中国借款 第2章 新国際借款団(新四国借款団)の設立 第3章 インドシナ銀行と中国興業銀行 ―アジアにおける永遠のライバルか? 第4章 北京シンジケートと中国興業銀行 第5章 フランスにおける「勤工倹学」運動と中国興業銀行 第6章 オーラス・フィナリと戦後パリバの対外戦略 第7章 駐日大使ポール・クローデルとフイランス極東政策の転換 第8章 ポール・クローデルと仏領インドシナ問題 ―クローデルのインドシナ訪問とパリバへのアプローチ あとがき/史料・参考文献一覧/索引 |
【著者紹介】 |
篠永宣孝 (しのなが のぶたか) 1949年,愛媛県に生まれる。 パリ第1・第8大学にて歴史学博士号を取得。現在,大東文化大学教授。 『中国興業銀行の崩壊と再建』 春風社,2017年他 |
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