研究書・論文 
カナダ・ナショナリズムと
イギリス帝国


細川道久


定価: 本体6500円+税
2007年11月刊
ISBN978−4-88708-366−0
A5箱 282頁

在庫あり
カナダ史研究における英帝国史復権の試み
19世紀後半から20世紀後半にかけて、カナダ・ナショナリズムの展開について、イギリス帝国との関りとその重要性の変化に注目して考察。当初その重要な構成要素であったイギリス帝国の存在意義が、以後どのように変化していったか。英帝国の枠内で斬新的自立を遂げたカナダの脱植民地化の歩み。
【主要目次】
第一章 序 論
 1 問題の所在
 2 研究史
 3 考察の手順と史料
第二章 19世紀後半におけるカナダ・ナショナリズムとイギリス帝国
 1 「ロイヤリストの伝統」
 2 教育改革―G・W・ロスとオンタリオ州教育省
 3 歴史への関心―C・フェセンデンとオンタリオ州地方史研究組織
第三章 19世紀末におけるカナダ・ナショナリズムとイギリス帝国
 1 教育を通しての「国民」統合―帝国記念日の着想から採択へ
 2 「国民」統合の限界―最初の帝国記念日、1899年
第四章 カナダ・ナショナリズムの伸長とイギリス帝国
      ―オンタリオ州帝国記念日ブックレット類の分析―
 1 史料と時期区分
 2 垂直的イギリス帝国とカナダ・ナショナリズム―1899〜1916年
 3 水平的イギリス帝国とカナダ・ナショナリズム―1917〜45年
 4 多民族社会化とカナダ・ナショナリズム―1946〜56年
 5 カナダ・ナショナリズムのイギリス帝国離れ―1957〜71年
第五章 結 論
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