研究書・論文 | |
北アフリカの イスラーム聖者信仰 チュニジア・セダダ村の歴史民族誌 鷹木恵子著 定価: 本体8000円+税 2000年2月刊 ISBN4-88708-258-4 A5判 414頁 残部僅少本 (カバーに汚れあり) |
|
チュニジアの小村での人類学的調査にもとづき,マグリブのイスラームの複合的なあり方を,特に聖者信仰の位相に焦点をあてて,歴史人類学的にとらえる試み。時代と地域によって異なるイスラームの表情の豊かさ |
【主要目次】 | ||
序 章 問題の所在 1 従来の研究と問題の設定/2 分析概念の設定と聖者信仰/3 国家とジェリード 地方と調査地セダダ村/4 論文構成と調査の概要 第1章 セダダ村の聖者信仰の成立とその発展 1 聖者誕生以前の村とイスラーム化/2 アラブ化と聖者信仰の成立/3 旧村の 滅亡と聖者を中心として新村落の形成/4 聖者の子孫集団の全盛期とスーフィー 教団の活動 第2章 独立以降の国家権力の浸透と聖者の子孫集団の勢力衰退 1 ハブス制度廃止などの諸改革とザーヴィヤの財産没収/2 「モスクを中心とする イスラーム」の国家化/3 普通教育の普及とマドラザの教育機能の剥奪 第3章 今日の宗教的実践の舞台と宗教生活の現状 1 村の生活空間の構成/2 村社会の構造/3 村の生活リズムと4つの暦/村の 宗教生活の現状−2つの位相 第4章 聖者信仰の宗教的象徴体系 1 村の聖者たちの人物像/2 聖者にまつわる奇跡譚 第5章 聖者をめぐる儀礼実践の現状 1 状況儀礼としての聖者廟参詣/2 人生儀礼にみる聖者廟参詣/3 農耕儀礼・ 収穫祭としての聖者廟参詣祭/アーシューラーの行事と聖者の祝祭 終 章 聖者信仰の位相を変えていくもの 1 「聖者信仰」と「モスクを中心とするイスラーム」と「習俗的信仰」の位相/2 今後の 聖者信仰の位相−ひとつの展望 |
||
HOME | 会社案内 | 近刊案内 | 書名一覧・索引 | 注文について | リンク集 |
Copyright (c) 2005 Tosui Shobo, Publishers & Co., Ltd. All Rights Reserved |