研究書・論文 
家と同族の歴史社会学 家と同族の歴史社会学

藤井 勝著


定価: 本体9700円+税
1997年2月刊
ISBN4-88708-206-1
A5箱 358頁

在庫あり
第1回(1997年)日本村落研究学会研究奨励賞受賞/家と同族の本質はタテではなく,公的な権利と義務をもつヨコの単位「株」と捉えられる。この家と同族に対し,成員は恭順で「われわれ」意識が生まれる。このようなものとして家は近世初期屋敷地登録者,本百姓に起源をもち,ヨコに拡大して地縁的性格をもつ。これが現代にいたる集団主義の起源である
【主要目次】
序 論
  1 家・同族研究と社会学/2 本書の事例
第1部 理論と課題
  第1章 社会学と家・同族理論
  1 考察の視点/2 機能の解明−有賀と喜多野の理論(1)−/3 構造の解明
  −有賀と喜多野の理論(2)/4 家・同族理論の展開−長谷川理論を中心に−/
  むすび
  第2章 日本社会論と家・同族論
  はじめに/1 日本社会論の展開/2 日本社会論の位相/3 近世社会と家・
  同族/むすび
第2部 家
  第3章 村落社会と家−上瓦林村と行延村を事例とし−
  はじめに/1 家理論と株/2 家の論理/3 上瓦林村と家/4 行延村と家/
  むすび
  第4章 家と村落史料−今井村を事例として−
  1 考察の視点/2 人別改帳と家/3 中期以降の史料と家/むすび
  第5章 家と家父長制
  1 考察の視点/2 家長支配の法的性格/3 家長支配への拘束/4 家の支配
  と家父長制概念/むすび
第V部 同 族
  第6章 同族結合と本家分家関係−上瓦林村を事例として−
  1 考察の視点/2 初期から中期へ/3 中期以降の展開/むすび
  第7章 同族結合と組結合−今井村を事例として−
  はじめに/1 同族結合と親族・非親族/2 組の展開と同族/むすび
  第8章 同族の構造と機能−行延村を事例として−
  1 考察の視点/2 同族の構造/3 同族の機能/むすび
  第9章 同族と親方子方−上瓦林村A本家を事例として−
  1 考察の視点/2 中期における親方子方/3 後期における親方子方/4 小作
  経営と親方子方/むすび
図表多数
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