研究書・論文 | |
大文字の 都市人類学的研究 -左大文字を中心として- 和崎春日著 定価: 本体13000円+税 1996年2月刊 ISBN4-88708-194-4 A5箱 585頁 在庫あり |
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1996年度日本生活学会今和次郎賞受賞/京都の大文字を支えてきた地域の生活と信仰を,長期にわたる丹念なフィールドワークに基づいて説き明かし,民衆が国家や資本の大きな流れの中で生きるために,祝祭の類型を作り出していく過程を描く。人類学として生活を見据えるとともに,歴史学や都市論への斬新なパースペクティブを提供している |
【主要目次】 | ||
序 章 大文字五山送り火の位置付けと都市人類学 第1部 共時的分析 第1章 大文字祭礼の記号論的分析 第2章 左大文字保存会の左大文字−通過儀礼と社会化 第3章 北山金閣寺不動講の左第文字 第4章 北山観音講の左大文字−左大文字における北山尼講の民族と都市 祭礼の複合性 第5章 市民・旅人の左大文字−大文字信仰の内容分析 第6章 市民・旅人からの主体的参加と祭祀組織からの「取り込み」 第7章 都市行政から見た都市祭礼−大文字をめぐる市民・旅人の参加の 受け皿づくり 第2部 通時的分析 第8章 左大文字祭祀組織の歴史学−高度経済成長期の社会動態 第9章 左大文字における伝統と変化−祭りの高度経済成長史 第10章 左大文字地域における社会変動と反文化変容−シンルイ構造・呼称・ 伝統行事との関連 第11章 左大文字の聖俗論と歴史的意味生成 第3部 通事・共時分析と理論的展開 第12章 都市人類学と都市祭礼−地域人類とエスニシティの視角 第13章 共同体論と都市祭礼−大文字五山送り火における地域共同体性と 市民性 第14章 閉じる都市民俗と開く都市民俗−大文字五山送り火における都市民俗 の両極性 第15章 生成の都市民俗論と都市祭礼−民族と風俗の弁証法 第16章 アソシエーション論と都市祭礼−適応メカニズム論を越える都市人類学 の試み 第17章 都市民俗の動態性とボランタリー・アソシエーションの可塑性 第18章 都市祭礼の儀礼構造論 結 章 都市祭礼の研究方法−都市人類学の視角から |
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