研究書・論文 | |
総力戦と台湾 日本植民地崩壊の研究 近藤正己著 定価: 本体13500円+税 1996年2月刊 ISBN978‐4-88708-192-5 A5箱 692頁 在庫あり |
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日本植民地下の同化政策と親日・抗日運動を間にはさんで,先住民と中国本土からの移住民,本省人と外省人,国民党と共産党の重層する根深い対立,現在の微妙な国際的立場にいたる台湾の歴史の最初の実証的研究。制約の多かった問題への果敢な挑戦 |
【主要目次】 | |||
第1部 戦時下における植民地統治の構造 第1章 軍事勢力による戦時体制の醸成 第1節 台湾における軍部勢力の台頭/第2節 台湾軍の総力戦準備/第3節 植民地における兵役問題/第4節 外征軍への変貌と兵役賦課 第2章 台湾総督府の「南進」 第1節 「大正南進期」と台湾籍民/第2節 復活する「南進」構想/第3節 「南支」への政策形成/第4節 「南洋」政策の形成/第5節 戦争下における 総督府の「南進」 第3章 人心の動員 第1節 地方制度改正の意図/第2節 異民族強化の方針と方法/第3節 「皇民化」政策の形成/第4節 押し寄せる同化の波と台湾人/第5節 地域に おける「皇民化」政策の受皿/第6節 「皇民化」政策に対する台湾人の対応/ 第7節 地縁・血縁関係の解体へ 第4章 先住民に対する「皇民化」政策 第1節 霧社事件後の「理蕃」方針/第2節 土地囲い込みと居留地への「集団 移住」/第3節 武力より教化へ/第4節 総力戦下の「理蕃」政策/第5節 先住民の改姓名 第5章 人力と人命と動員 第1節 日中戦争したの軍夫動因と重陽忌避の実態/第2節 戦争動員体制 の確立/第3節 漢民族の動員/第4節 先住民の動員 第6章 植民地主義の終焉 第1節 内外地行政の一元化/第2節 小磯内閣の「処遇改善」政策/第3節 台湾総督 府の「処遇改善」/第4節 日本植民地主義における同化の構造 第2部 台湾光復運動の展開 第7章 抗日戦参加から解放軍隊の設立に向かって 第1節 台湾義勇隊の結成/第2節 台湾義勇隊の隊員を求めて/第3節 抗日戦争における台湾義勇隊の闘い/第4節 台湾開放軍隊をめざして 第8章 中国国民党の台湾党部設置 第1節 「敵後方革命運動」構想/第2節 台湾党部籌備処の翁俊明/第3節 党部漏洩事件/第4節 翁俊明殺害事件/第5節 党部の公然化と台湾出身者 の排除 第9章 台湾統一戦線の結成から本土復帰運動へ 第1節 統一戦線の結成に向けて/第2節 中国との連携/第3節 台湾光復 運動の展開/第4節 台湾光復のヴィジョン/第5節 カイロ宣言後の台湾革命 同盟会 第10章 中国の台湾「光復」 第1節 中国のなかの台湾問題/第2節 台湾光復運動が中国に与えた影響/ 第3節 台湾光復計画と接収準備 図表多数 |
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