研究書・論文 
市場経済の形成と地域 市場経済の形成と地域
18,19世紀の福島信達地方と蚕糸業

長谷部 弘著


定価: 本体8544円+税
1994年2月刊
ISBN4-88708-164-2
A5箱 413頁

在庫あり
有数な蚕糸業地域であった福島信達地方の膨大な地方文書を整理,社会経済史的に分析し,日本資本主義経済形成期における地域の構造と変容を実証的に究める
【主要目次】
序 地域と市場経済−地域社会経済史研究の課題−
第1部 近世信達地方における幕藩体制支配と村落社会の構造
 第1章 「非領国」支配地域としての信達地方
 第2章 信達地方における近世行政村と村落共同体−東大窪村の事例を中心として−
 第3章 地域経済=養蚕業の発展と村落社会の変容−伏黒村の事例を中心として−
  〔補論1〕 信達地方における18〜19世紀の農業事情と年貢徴収−霊山一体の村々を
   中心として
  〔補論2〕 17世紀霊山・玉野の境論争と入会紛争
第U部 近世信達地方における市場経済の進展
 第1章 地域市場の形成と《豪農》の市場活動−掛田村佐藤家の豪農経営の概要−
 第2章 遠隔地市場と在郷商人の生糸買継活動−大石村大橋儀左衛門家の事例−
第V部 幕末開港と信達地方における市場経済の展開
 第1章 信達地方における幕末開港後の経済変動と社会変動−慶応2年「世直し一揆」の
   歴史的位置づけ−
 第2章 蚕種業の展開と近代《地主制》の形成−粟野村池田友吉家の事例を中心に−
 第3章 「明治前期」生糸改良運動と信達養蚕業の展開−大石村大橋甚兵衛家の事例を
   中心に
  〔補論〕日本農業問題の基本構図−第2世界大戦期までを中心に−
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