研究書・論文 
正倉院籍帳の研究 正倉院籍帳の研究

布村一夫著


定価: 本体12621円+税
1994年2月刊
ISBN4-88708-152-9
A5箱 580頁

在庫あり
1957年に最初の論文を発表して以来の研究の集大成。早くより民族学に関心をもち,モルガンの研究で著明な著者が,古代学・神話学・家族史に視野を拡大し,古代社会をイメージして単なる籍帳研究を超えた
【主要目次】
序 章 日本上代の女たち
第T部 親族名称の研究
 第 1章 「正倉院籍帳」における親族名称
 第 2章 「籍帳」親族名称についての補訂
 第 3章 日本語の親族名称の研究
 第 4章 平安字書・「籍帳」のオジ名称
第U部 「籍帳」における人間関係
 第 5章 班田農民・奴婢の性関係
 第 6章 「籍帳」における離婚と再婚
 第 7章 持統朝における出産の異常
 第 8章 下総国郷戸のなかの「家」
 第 9章 「御野国戸籍」における郷戸関係
 第10章 「筑豊戸籍」における受田額の分析
 第11章 「計帳」における郷戸の二極分解
 第12章 外国人歴史家における籍帳
第V部 早期封建制のために
 第13章 阿毎氏
 第14章 阿毎ウジ。カバネはムラジ
 第15章 忌部オビト・久米アタイ
 第16章 奴隷・農奴論争によせて
 第17章 班田農民は隷農である
終 章 「籍帳」研究の軌跡
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