研究書・論文 
西洋中世のキリスト教と社会

橋口倫介編


定価: 本体7800円+税
1983年11月刊
ISBN4-88708-048-4
A5箱 347頁

品切
キリスト教と中世社会を中心に,古代からルネサンス期までを視野に収めた編者の西洋史展望と,参集する若手20人の個別研究の協力による中世史の大きな展開
【主要目次】
 総 論−もう一つの中世史−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・橋口倫介
第T部 西ヨーロッパ<キリスト教共同体>の成立−5〜11世紀−
  第1章 聖アウグスティヌスとローマ帝国
      −『神国論』の歴史観と国家観−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・出崎澄男
  第2章 聖画像破壊問題における東西教会の関係・・・・・・・・・・・・・ 松本茂男
  第3章 初期中世スペインにおける奴隷制
      −研究動向をめぐって−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・関 哲行
  第4章 レオン・カスティリア王国における
        <グレゴリウス改革>の史的位置づけ・・・・・・・・・・・・・・・・北田よ志子
  第5章 ロレーヌ系修道院改革運動
      −グレゴリウス改革との関係について−・・・・・・・・・・・・・・・・藤岡良江
第U部 西ヨーロッパ文化の革新−12,3世紀−
  第1章 <12世紀ルネサンス>とシャルトル学派の自然学・・・・・・・・熊倉庸介
  第2章 12世紀ルネサンスとソールズベリのジョン・・・・・・・・・・・・・・柴原大造
  第3章 ソールズベリのジョンの書簡集にみる
        ベケット論争の1側面・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・渡辺愛子
  第4章 西欧中世における救済施設−施療院の系譜−・・・・・・・・・・東丸恭子
  第5章 <最盛期>教皇権の理念と現実
      −インノケンティウス3世の対英政策に見る−・・・・・・・・・・・梅津尚志
  第6章 シャルル・ダンジューの地中海帝国・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長谷川星舟
  第7章 聖ルイの十字軍−その心性史的考察−・・・・・・・・・・・・・・・・・橋口倫介
第V部 中世から近代へ−14〜16世紀−
  第1章 フランス中世末期大学史研究と<聖職禄希望者名簿>・・・・・大嶋 誠
  第2章 西南ドイツをめぐる中世末期の政治思想情況・・・・・・・・・・・・広島準訓
  第3章 中世ヨーロッパの宗教運動における<狂信>と<不寛容>について
      −1349年の鞭打苦行運動に見られるもの−・・・・・・・・・・・・・藤川 徹
  第4章 エラスムスと3言語学寮の設立・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 国府田 武
  第5章 16世紀スペイン異端審問の展開
      −モリスコ問題とカスティリヤ異端審問−・・・・・・・・・・・・・・・・宮前安子
  第6章 近代スペインの成立−その内圧と外圧−・・・・・・・・・・・・・・・・小林一宏
  第7章 宗教改革史の展望・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・磯見辰典
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